マスカット・ベーリーAとは|ブドウ品種の特徴と味わいの傾向

赤ワインの棚で「マスカット・ベーリーA」というカタカナの品種名を見かけたことがある人は多いはずです。フランスやイタリアの品種と違い、これは日本で生まれた品種です。この記事では、キリン(メルシャン)公式のワインアカデミーが解説している内容をもとに、マスカット・ベーリーAという品種の成り立ちと味わいの傾向を事実ベースで整理します。赤ワイン用ブドウ品種全体の位置づけは「赤ワイン用ブドウ品種の基礎」もあわせてご覧ください。
日本で交配された品種
キリン公式の解説によると、マスカット・ベーリーAは1927年(昭和2年)に川上善兵衛により交配された日本固有の品種です。生食用と醸造用のどちらにも使われる生食・醸造兼用品種という点が特徴で、フランス・ボルドー地方原産のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローのような、ワイン専用に選抜されてきた品種とは成り立ちが異なります。
味わいと香りの特徴
同サイトでは、マスカット・ベーリーAは「キャンディのような甘い香りがキュートな」品種と紹介されています。味わいは優しい口当たりとなめらかな味わい、香りはストロベリー、ラズベリー、クランベリーのような赤い果実とキャンディーのような甘い香りとされています。
同サイトが示す味わいイメージチャートでは、渋味は「なめらか」寄り、コクは「軽い」寄りに位置づけられています。「ほっこりしたいときにぴったり。甘い香りとやさしい口当たりでリラックスできる」とも紹介されており、しっかりしたタンニンが特徴のカベルネ・ソーヴィニヨンなどとは対照的な、軽やかな方向の赤ワインになる品種と言えます。
合わせやすいとされる料理
キリン公式サイトでは、フルーティでやさしい味わいのマスカット・ベーリーAには、少し甘みのあるソースを使った料理との相性が良いと紹介されています。具体的には次の2品が例として挙げられています。
- うなぎの手まり寿司: 赤ワイン、うなぎのタレ、バルサミコ酢を入れた酢飯にうなぎをのせたもの。赤ワインを入れて炊くことで艶のあるごはんに仕上がるとされています
- おもてなし★ワイン煮豚: すりおろした玉ねぎ・パイナップルとともに焼いた豚肉を、赤ワインと醤油をベースにした煮汁で煮込んだ料理
いずれもキリン公式サイトが紹介している料理例であり、当サイトが実際に調理・試食して評価したものではありません。
よくある質問
Q. マスカット・ベーリーAはどんなブドウ品種ですか? A. キリン(メルシャン)公式ワインアカデミーの解説によると、1927年(昭和2年)に川上善兵衛が交配した日本固有の品種で、生食用と醸造用の両方に使われる兼用品種です。
Q. マスカット・ベーリーAはどんな味わいですか? A. 同サイトでは「優しい口当たりとなめらかな味わい」とされ、香りはストロベリー、ラズベリー、クランベリーのような赤い果実とキャンディーのような甘い香りと紹介されています。味わいイメージチャートでは渋味が「なめらか」寄り、コクは「軽い」寄りの位置づけです。
Q. どんな料理に合わせやすいとされていますか? A. フルーティでやさしい味わいの特徴から、少し甘みのあるソースを使った料理と合わせるとよいとキリン公式サイトで紹介されています。例としてうなぎ料理や、玉ねぎ・パイナップルを使った豚肉の煮込み料理が挙げられています。
なお、ここに挙げた味わい・香りの記述はいずれも出典元の解説によるものであり、当サイトが試飲して評価したものではありません。特定銘柄の推奨・順位付けも行っていません。また、20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
具体的なワインを探すには
品種の特徴を踏まえたうえで実際に商品を探す場合は、記事で紹介する商品のリンクから、現在の販売条件を確認できます。赤ワイン品種全体の位置づけは「赤ワイン用ブドウ品種の基礎」、産地の考え方は「ワインの産地区分」もあわせてご覧ください。