好きなワインの見つけ方|飲み比べで傾向をつかむ

「種類が多くてどれを選べばいいか分からない」というのは、ワイン選びでよくある悩みです。この記事では、キリン(メルシャン)公式のワインアカデミーが紹介している「ブドウ品種を飲み比べる」という方法をもとに、自分の好みの傾向をつかむための考え方を事実ベースで整理します。記事では品種を選ぶ際の商品例も紹介します。試飲による味の評価や順位付けは行っていません。
ブドウ品種から選ぶという入り口
同サイトによると、生産国や生産者(メーカー)、甘口・辛口など、ワイン選びの入り口はいくつもありますが、なかでも味わいを大きく左右する要素として挙げられているのがブドウ品種です。品種ごとに香りや味わいの傾向が異なるため、生産国や生産者が違っても味をある程度予想しやすくなり、結果として自分の好みを発見しやすくなるとされています。代表的な品種の大まかな特徴を赤・白それぞれ数種類ずつ押さえておくと、ラベル選びの手がかりになるという考え方です。
飲み比べの具体的なやり方
同サイトでは、好みの傾向をつかむ近道として「とにかく飲み比べてみること」を挙げています。紹介されている具体的なコツは次のとおりです。
- 本数分のグラスを用意する: ワインの本数だけグラスを用意し、少量ずつ注いで香りや色合いを比べる。
- 香りから比べる: 味わう前に、まず香りの違いを感じてから飲み比べるとよいとされている。
- 抜栓のタイミングをそろえる: 比較する複数のワインは同時に抜栓し、空気に触れる時間を同じにしておくのがベターとされている。
- 一人でもグループでも試せる: 家飲みやBBQなど複数人が集まる機会のほか、一人でじっくり向き合う飲み比べにも「集中できる」というメリットがあるとされている。
- 飲み残しは冷蔵する: 栓をして冷蔵庫へ入れる。風味が保たれる日数はワインの種類、残量、密栓方法で変わるため、決まった保存日数を保証するものではない。
なお、複数のブドウ品種を並べて飲み比べる方法自体は、同サイトによればソムリエ認定試験でも取り入れられている手法だといいます。
代表的な7品種の一般的な傾向
キリン公式サイトが紹介している代表的な7品種の香り・味わいの傾向は次のとおりです(いずれも同サイトの解説によるもので、当サイトが試飲して評価したものではありません)。
| 品種 | 色 | 味わいの傾向とされるもの | 香りの系統とされるもの |
|---|---|---|---|
| シャルドネ | 白 | キリリとした切れ味のある、芳醇で豊かな味わい | 寒冷地はレモン・ライム、温暖な産地ではトロピカルフルーツやナッツ・バターの香りも |
| ソーヴィニヨン・ブラン | 白 | 爽やかな酸味とグレープフルーツを思わせるほろ苦さ | 柑橘系にハーブや青草のニュアンス |
| リースリング | 白 | 生き生きとした上品な酸味と凝縮感 | 白い花や洋ナシ、ハチミツなど華やかで甘い香り |
| カベルネ・ソーヴィニヨン | 赤 | 渋みと酸味のバランスがよく、力強く濃厚な“赤ワインらしい”味わい | カシス、プラム、ブルーベリー、チョコレートなど |
| ピノ・ノワール | 赤 | 渋みが少なく酸味がほどよい、軽くエレガントな味わい | ラズベリー、イチゴ、チェリーなど赤い果実系 |
| シラー(シラーズ) | 赤 | タンニンが豊かでコクがある、ジューシーな味わい | ブラックベリー、黒コショウ、ビターチョコレートなど |
| メルロー | 赤 | やわらかく丸みを帯びた、ふくよかな味わい | プラム、ブルーベリー、チョコレートなど |
カベルネ・ソーヴィニヨン単体の詳しい特徴は「カベルネ・ソーヴィニヨンとは」、赤ワイン品種全体の位置づけは「赤ワイン用ブドウ品種の基礎」、白ワイン品種は「白ワイン用ブドウ品種の基礎」でそれぞれ詳しく解説しています。
飲み比べに向いているワインの選び方
産地によっては複数品種をブレンドし、表ラベルに品種名がないワインもあります。品種の違いを比べるなら、ラベルや生産者情報で使われた品種を確認し、同じ色・似た価格帯のワインを少量ずつ比べると条件をそろえやすくなります。アメリカ・チリ・オーストラリアなどには品種を前面に表示する商品もあり、最初の飲み比べで選びやすい例です。
よくある質問
Q. 好きなワインを見つけるには、まず何から始めればよいですか? A. キリン公式ワインアカデミーでは、ブドウ品種ごとの大まかな特徴を押さえたうえで、実際に複数の品種を飲み比べてみることを勧めています。生産国や生産者が変わっても、品種が同じであれば味の傾向をある程度予想しやすくなるとされています。
Q. 飲み比べるときのグラスや抜栓のタイミングはどうすればよいですか? A. 同サイトによると、比較するワインの本数だけグラスを用意し、少量ずつ注いで香りから比べるとよいとされています。また、比較するワインは同時に抜栓し、空気に触れる時間をそろえるのがベターだと紹介されています。
Q. 一人で飲み比べても意味がありますか? A. 同サイトでは、家飲みパーティやBBQなど複数人での飲み比べだけでなく、一人でじっくり向き合う飲み比べにも「集中できる」というメリットがあると紹介されています。
ここに挙げた味わい・香りの記述はいずれも出典元の解説によるものであり、当サイトが実際に試飲して評価したものではありません。特定銘柄のおすすめ・順位付けも行っていません。また、20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
品種から探すには
品種ごとの傾向を踏まえたうえで実際に商品を探す場合は、記事で紹介する品種別の商品から、気になる1本の販売条件を確認できます。料理との組み合わせは「料理に合わせるワインの選び方」、味わいの基礎用語は「初心者向けワインの選び方」もあわせてご覧ください。