ワインに合わせるおつまみのちょい足し|いつもの料理の味付けを変える例

できあがった料理をワインと合わせたいときは、料理を作り直さず、タレやトッピングを変える方法があります。 キリンの公式コラムは、焼き餃子、鶏の唐揚げ、ポテトサラダなどを使った「ちょい足し」の例を紹介しています。ただし、紹介されている組み合わせは提案であり、元の料理の味付けやワインの種類、食べる人の好みによって印象は変わります。これから一皿を作るための食材選びは、すぐ作れるワインのおつまみで扱っています。
まずは料理のどこを変えるか
同じ料理でも、添えるタレを変える、仕上げに酸味を足す、香辛料を混ぜる、という異なる方法があります。キリンのコラムは焼き餃子に別のタレ、唐揚げにレモンや調味料、ポテトサラダに黒コショウとカレー粉を挙げています。料理そのものを別の品に置き換える話ではありません。最初に手元の料理と今の味付けを確認し、足したい風味を一つ選ぶと、元の味との違いを考えやすくなります。
編集部作成の要点図解。三つの調味例はキリンのワインアカデミーのコラムに基づきます。
焼き餃子はタレを変える
キリンは、焼き餃子に添えるタレとして、バルサミコ酢とオリーブオイルを 1:1 で混ぜる例を示しています。コラムでは、通常の焼き餃子にはロゼワイン、タレを変えた例にはロゼに加えて白ワインやスパークリングワインも挙げています。ここで変えているのは餃子の具ではなく、食べるときに添えるタレです。すでに酢や香辛料で味付けした餃子なら、同じタレを足しても公式の例と同じ印象になるとは限りません。
同コラムには、食べるラー油と糸唐辛子をのせる別の例もあります。この場合はバルサミコ酢のタレとは違う方向の味付けです。ラー油の辛さや塩味は商品によって異なるため、初めから全量にかけず、必要な分だけ添えると元の料理との違いを確認できます。ワインとの相性を銘柄単位で保証するものではありません。
鶏の唐揚げにはレモンを添える
唐揚げについて、キリンはそのままならコクのある白ワインやロゼワインを例示し、レモン汁をかける場合は柑橘系の香りがするワインを提案しています。レモンは料理側に酸味を加えるための例です。下味や衣、添えたソースが違えば、唐揚げ全体の味も変わります。ワインを一種類に決める規則として読むより、料理側の酸味を変えたときの候補として見るとよいでしょう。

同じコラムには、ポン酢、ごま油、黒ごま、刻んだ長ネギを合わせたタレの例もあります。こちらはレモンだけを添える方法とは材料も風味も異なり、キリンは赤ワインとの組み合わせを紹介しています。複数の調味例を一皿にすべて足す必要はありません。揚げ物全般の調理法や油の違いからワインを考える問いは、この記事の「仕上げの変更」とは分けて扱います。
ポテトサラダは香辛料を混ぜる
ポテトサラダには、黒コショウとカレー粉を混ぜる例が紹介されています。キリンは通常のポテトサラダに白ワインを挙げ、香辛料を足した例にはスパークリング、ロゼ、赤ワインも候補として示しています。マヨネーズの量や具材、すでに使っている香辛料によって元の味は異なるため、粉を足せば必ず特定のタイプに合うという意味ではありません。
コラムはコロッケに中濃ソース、粒マスタード、粉チーズを混ぜる例も挙げています。ポテトサラダの香辛料と同じく、元の料理に仕上げの風味を足す考え方です。料理とワインの基本的な見方を整理したい場合は、料理に合わせるワインの選び方も参照してください。
試す前に確認したいこと
キリンの提案を使うときは、まず料理の元の味、足す調味料、合わせたいワインの順に確認します。この記事に記した組み合わせは同社が挙げた例で、試飲して確かめた結果ではありません。調味料の銘柄や容量を特定していないため、購入商品も掲載していません。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。