肉料理に合うワイン|牛肉・鶏肉と味付けで選ぶ目安

肉料理に合うワインは、肉の種類に加えて調理法と味付けで選びます。 しっかり焼いたステーキや濃いソースの牛肉料理にはタンニンのある赤、塩とハーブで仕上げた鶏肉には軽い白という選び方を、キリンのワインアカデミーが紹介しています。「肉なら必ず赤」と決めず、皿の仕上がりを先に見るのがこの記事の要点です。料理全般の考え方はワインと料理の合わせ方で扱っています。
味の濃い牛肉料理は赤ワインの強さも合わせる
キリンは牛肉のステーキ、デミグラスハンバーグ、焼肉を、しっかりした味わいの肉料理として挙げています。このような料理には、タンニンが比較的しっかりしたミディアムからフルボディの赤ワインを提案しています。軽い赤ワインでは料理との味の強さが釣り合いにくい、という同社の説明です。タンニンは赤ワインの渋みに関わる成分ですが、渋ければどんな料理にも合うという意味ではありません。
編集部作成の要点図解。組み合わせはキリンのワインアカデミーが示す料理例に基づきます。
同社は、赤身のグリルステーキにはカベルネ・ソーヴィニヨン、ペッパーステーキにはシラーズ、脂の多いハンバーグにはマルベックを例示しています。これは品種と料理の組み合わせ例であり、銘柄や調理条件が違っても同じ印象になるという保証ではありません。カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴を先に確認すると、品種名を手掛かりに探しやすくなります。
同じ牛肉でも、あっさりした仕上げなら軽い赤も候補
牛肉でも、薄切りをさっと炒める、軽く煮る、ステーキを醤油ベースの和風ソースで仕上げる、といった場合は同じ選び方に固定する必要はありません。キリンは、こうしたあっさりした牛肉料理にはタンニンの軽い赤ワインを挙げています。肉の部位だけを見てフルボディを選ぶより、ソースや調味の強さを確かめるための例です。
タレを使った焼き鳥やトマトソースの肉料理には、料理の色に合わせて軽い赤やロゼを考える方法も同社が紹介しています。甘さや酸味、辛さが加わると一皿の印象は変わるため、「牛肉だから濃い赤」「鶏肉だから白」と単純化せず、味付けを見て候補を絞ってください。
塩とハーブの鶏肉は軽い白も考える
塩とハーブだけで焼いた鶏肉について、キリンはすっきりした軽めの白ワインを組み合わせ例として挙げています。濃いタレをまとわせた焼き鳥とは、同じ鶏肉でも料理の色と味の強さが異なります。まずソースの有無を確認し、素材と軽い調味を中心にした一皿なら白を候補にする、という順序で考えられます。

写真の場面は、軽い味付けの鶏肉を考えるための例です。実際に調理や試飲をして相性を検証した記録ではありません。鶏肉でもソースが濃い場合は前節のように軽い赤やロゼが候補になり、白だけが正解とは限りません。
選ぶ前に料理の仕上がりを確認する
迷ったら、まず「焼き目やソースが強い牛肉料理か」「醤油などで軽く仕上げた肉料理か」「塩とハーブを中心にした鶏肉か」を分けてください。濃い料理にはタンニンのある赤、軽い牛肉料理には軽い赤、シンプルな鶏肉には軽い白というのが、キリンの説明から読み取れる出発点です。実際の好みや銘柄によって感じ方は異なるため、組み合わせを順位付けするものではありません。
具体的な商品を探す場合、記事の商品欄には、確認済みのカベルネ・ソーヴィニヨンを濃い牛肉料理向けの一例として載せています。商品名だけで料理との相性を保証するものではないため、購入前に販売ページで容量などの条件を確認してください。なお、20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。